ペット(犬の種類)
プードル(Poodle)
(写真:ウィキペディアフリー百科事典『ミニチュア・プードル』より)
原産国/フランス
体 高/トイ=オス、メスともに28cm以下
ミニチュア=オス、メスともに28cm〜38cm
スタンダード=オス、メスともに38cm以上
体 重/トイ=オス、メスともに2kg〜3kg
ミニチュア=オス、メスともに3kg〜6kg
スタンダード=オス、メスともに6kg〜10kg
被 毛/硬めの巻き毛、ひも状毛が密生。
毛 色/ブラック、ホワイト、ブラウン、ブルー、グレー等
紀元前30年頃のローマ皇帝時代の記念碑に、プードルによく似た犬の彫刻があることから、プードルの祖先の歴史がかなり古いことがわかっています。現在ではかわいらしい姿のプードルは、もともとはドイツの水猟犬がフランスに持ち込まれたものと言われています。名前もドイツ語で「水がはねる」という意味の「プッデルン」からきていると言われています。
これが原型のスタンダード・プードルで、体高は58cmもありました。しかし、多くの人に愛されるようになり、小型化が進み、ミニチュア・プードルが作り出され、18世紀のルイ16世時代にはさらに小型化されたトイ・プードルが誕生しました。
プードルの被毛はカールしていて、水に入ってもすぐに水を弾き、乾きが早いことからも、水に入るために改良が進んだことがわかります。また、クリップと呼ばれる独特なカット(写真参照)は、水中での動きをスムーズにする一方、心臓や関節などの大切な部分を保温するために残しておいたものです。それが現在では、おしゃれのために様々に変化していきました。
小型化されるにつれ、原型のスタンダード・プードルに比べて、咬む性質が高まり、無駄吠えも多くなっています。しかし、甘えん坊で人懐っこい一面も高まっています。いずれにせよ、全般的には躾のやさしい犬種で、賢く、物覚えもよく、従順、忠実で、家族にもよくなつき、子供ともよく遊びます。
小型ですが、運動が大好きで、室内だけの運動ではとても足りません。屋外に出かけることも好むので、1日1回は外に連れ出し、安全な場所であれば、自由に運動させます。